耐震補強工事Seismic reinforcement
木造在来工法は、土台・柱・梁・桁・筋かいなどをが組み合わさって、軸組みを構成しています。
固定加重（建築物そのものの重さ）
積載荷重（家具や人の重さ）
積雪荷重など
は、この軸組みを伝わり、基礎を介して地盤に伝達します。
その過程で、1・2階の柱位置が合わないと、力の伝わり方が複雑になって、2階床梁への負担が大きくなります。
これは、間取りを優先させて、不規則に3尺（910ｍｍ）モジュールを変えることによっても起こります。
この場合は、耐力壁の位置が、1階と2階でズレますので、2階の耐力壁の効果が下がります。
上記の絵では、2階の外壁ラインの下に柱が無い状況です。
2階の外壁の上には、屋根材の重さが載ってきていますので、地震力が加わると、弱い箇所にしわ寄せがやってきます。
柱を入れただけでは、評点は上がりませんが、耐震補強としては有効です。
